数多の世界が存在する次元空間。地球もまたその次元の中に存在する一つの世界に過ぎない。

 その地球に今、一つの船が向かっている。地球で起きているロストロギアに纏わる事件を解決すべく、次元世界を管理する司法機関、地球を『第九十七管理外世界』と呼称する時空管理局に所属する船。

その名も、L級次元航行巡航艦『アースラ』。

 

「もうそろそろ現地に着くころね」

「はい、これまでは哨戒任務でしたけどいよいよ本腰を入れての捜査ですね」

 

 艦内に設置されているデバイスルームにて、己の愛杖の最終チェックをしていた青い制服を着ている女性、時空管理局執務館補佐を務めるジ―ナ・ブライズ。それを手伝っているのは同じく執務館補佐兼通信主任を務めるエイミィ・リミエッタ。

 

「そう、ようやく……ね」

「ジ―ナさん……?」

 

 突然不機嫌な様子を見せた同僚に怪訝な顔になるエイミィ。

 

「…ごめんなさい。ロストロギアが落ちたっていうのに、危険性の確証がなければ動けないというのがどうしても……」

「確かにめんどくさいですねぇ。でもクロノ君も言ってましたけど、それも組織のルールなんだからって」

 

 そう。地球は時空管理局にしてみれば自分たちとは本来交流のない世界。故に迂闊な干渉は許されない。下手な介入はその世界に対する侵略とも受け取られかねないからだ。

 ジ―ナとてそれは判っている。判ってはいるのだが……。

 

「そうね。でももし取り返しのつかないことが起きでもしたら……それこそ私たちは何のためにいるのっ!!

 

 次元世界に住む人々の生命と財産を守る、それが時空管理局の為すべきことであり、

自分もまたそれを目指して入局したのだ。

だが別次元の世界というしがらみが理想を遠くしてしまう。

 

「ごめんなさい。愚痴ってしまって……」

「いいですよ、同僚たるもの、それぐらいは聞けるようじゃなきゃ。それに、まだそうと決まったわけでもないのに取り返しがつかないなんて考えちゃだめですよ。そうならない為に私たちが行くんですから」

 

 ジ―ナはこの年下の同僚が改めて頼もしく思う。彼女の明るさに自分はどれくらい救われていることか。

 そう、確かに悲観的になどなっていられない。これから何とかしようという時にその前から落ち込んでいますでは話にならない。

 

『ジ―ナ執務館補佐、目的地に着きました。至急ブリッジへ』

 

 アースラのブリッジから通信が入り、ジ―ナは調整が終わったばかりのデバイスを持ってブリッジへ。エイミィも、ほんじゃ行きますか〜と自分の持ち場へ。

 

「行くわよ、“クローリス”」

『はい、お嬢様!』

 

 ジ―ナは胸に付けた赤紫色の花の形をしたブローチ、いや、待機状態となっているジ―ナの愛杖、『クローリス』の頼もしい返事に後押しされながらブリッジへと急いだ。

 その道中、「いい加減“お嬢様”はやめてほしいんだけど……」と思ったとか思わなかったとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「現地ではすでに二者による戦闘が行われています」

「中心にあるのはロストロギア『ジュエルシード』と確認。現在活動は停止しておりますが再び活動を開始する恐れがあります」

 

 到着したアースラ内のブリッジにてモニターされている戦闘。

 次元震をも起こす禁忌物品のすぐ近くで、戦闘が行われようとしてることに艦内では戦慄が走っていた。

 

「回収を急がなければいけないわね。クロノ・ハラオウン執務官、ジ―ナ・ブライズ執務館補佐、出られる?」

 

 アースラの艦長、リンディ・ハラオウンはジ―ナとすぐ近くで待機していた少年に指示を下す。

 

「転移座標の特定はできています。命令があればいつでも! ジ―ナさんもいいですね?」

「ええ、封印処理も現地に到着次第すぐにでも可能です」

 

 リンディの息子にして、時空管理局執務官を務めるクロノ・ハラオウン。

 年の頃は十四、まだ少年と呼ぶにふさわしき容貌をしていながらも、その表情からは実力者としての自信をうかがわせる。

 ジ―ナもまた現場に向かうべくバリアジャケットとクローリスを短杖へ展開させる。

 

「では現地の戦闘行動の停止とロストロギアの回収、そして両名からの事情聴取を」

「「了解!!」」

「それじゃ……」

 

 戦闘態勢を整え、現地へと向かうべく転移しょうとする二人に、リンディはもう一言。

 

「気をつけてね〜〜♪」

「はい……行ってきます」

「それでは……」

 

 二人は彼女の気の抜ける激励に脱力感を。

 この艦長は優秀なのだが、時折緊張感あふれる場面でもマイペースさを感じさせてくれるのが生真面目な二人にとっては少々悩みの種でもあった。

 しかし、いつまでも脱力してもいられない。気を引き締めなければ。

 なにしろ、これから向かう先には、下手をすれば最悪の事態を起こしかねない物が存在してるのだから。

 

 

 

 

 

リリカルなのは――力と心の探究者――

 

第九話『時空管理局との遭遇』

始まります

 

 

 

 

 なのはは、突然目の前に現れたジ―ナと名乗る女性に出足を止められてしまい、その場で滞空してしまう。

 見ればフェイトも目の前に現れた少年に行く手を阻まれている。

 

「取り敢えず二人とも、武器を引くんだ! 抵抗するのなら……」

 

 ゆっくりと地面へと降り、武装解除を求められるが、

 

「!?」

 

 周囲に魔法弾が着弾し煙が巻き上がる。

 

「フェイト! 撤退するよ、離れて!」

 

 アルフが主人のフェイトを逃がすべく、“フォトンランサー”を撃ちまくっている。

 だが、フェイトは逃げることよりも目的を優先するのか、ジュエルシードへと向かっていく。

 

 そうはさせじと、クロノはフェイトへ向けて魔弾を放つ。

 直撃こそしなかったが、それはフェイトの身体を掠めた。

フェイトは落ちていくが、アルフが受け止める。

 クロノは、そのまま逃がさんとばかりに手に持った杖を向けるが、

 

「待って! 撃たないで!」

「何をしてるの!? 止めなさい!」

 

なのはの静止の声が響く。

 ジ―ナに阻まれながらもなのはは何とかして撃たせまいとしている。

 それに注意がそれた隙を狙って、逃走を図ろうとする二人に再度狙いを定めようとするが、

 

「なに!?」

 

 空中に漂っていたジュエルシードが再び大きな輝きを放ち始めた。まるで先ほど自身に触れようとしたフェイトの母へ届けたいという願いに呼応するかのように。

 

 

 

 

 

 

「しまった!? 気を取られすぎたか!」

 

 いくら参考人を逃がすまいとしていたとはいえ、こんな失態を犯すとは。

 クロノはそう舌打ちをしながらも、被害を出さないようにするためにもすぐに構える。

 

 ジュエルシードはその姿を黒く、赤い眼と大きな口が特徴な姿へと変わっていた。

 

「これは…ジュエルシードの思念体か?」

 

 クロノの言う通り、ジュエルシードは原生生物を取りこまず、溢れ出した魔力を使ってその姿を構築したのだ。

 

「ジ―ナさん、その子を避難させて下さいっ!!

「了解!」

 

 なのははジ―ナに抱えられ、その場を避難させられる。フェイトは、

 

「逃げられたか……」

 

 クロノの言う通り、フェイトとアルフはすでに離脱している。逃がすわけにもいかなかったが今はこちらが先決だ。

 思念体は体からいくつもの黒い触手を伸ばし、クロノを攻撃する。

クロノはそれを余裕でかわし上空へと跳び上がる。これぐらいができないようでは執務官など勤まりはしない。

しかし。

 

「思念体にしてはずいぶん力が強いな。さっきまで木を取りこんでいた影響か?」

 

 触手が叩きつけられた地面は大きく抉れ、飛び散る瓦礫を防ぎながらクロノはそう分析する。

 確かにその破壊力は以前なのはとユーノが遭遇したころのとは比べ物にならない。

 樹木を取り込み、その願いを叶えていたために、一度切り離された後もジュエルシードの力はより引き出されやすい状態になっているのかもしれない。

 だが、そんなことはクロノにしてみればたいした問題じゃない。やることは変わらないのだから。

 思念体は攻撃が当たらないクロノにイラついたのか、クロノを追って飛び上がり、飲み込んでしまおうとその大きな口を開けた

 

『スティンガーレイ』

 

 そうはさせじとクロノの杖、SU2の先端から数発の魔法弾が放たれる。

思念体はすかさず木の怪物だったときと同様、バリアを放って防ごうとするが……、

 

「グゥアァァ〜〜!??

 

 光弾はバリアを意に介すことなく貫通し、直撃する。フェイトのフォトンランサーでさえ防いだのと同等以上だというのに。

 

「時間をかけるわけにはいかない。一気に決める!」

 

 間髪いれず次の魔法の準備を。SU2の先端に光が収束されたかと思うとすぐさま放出される。

 

「ブレイズキャノン!」

 

 放たれた熱量を持った光の砲撃は直撃し、沈黙させる。

 光を発し、ジュエルシードは元の結晶体の姿を現し、クロノはそれを回収する。

 

「お見事です。ハラオウン執務官」

「いえ、これくらいは大したことないですよ」

 

 労いの言葉を掛けてくれるこの年上の補佐官はどうも自分よりもお堅い。少しはもう一人の補佐官のようにフランクに接してくれてもいいのではと思うが、これも彼女の個性だと納得しておく。

 一息ついたところでクロノの目の前の空間にモニターが映る。

 

『お疲れクロノ、ジ―ナさんも』

「すみません艦長。ロストロギアは確保できましたが参考人の片方を逃がしてしまいました」

 

ジ―ナもなのはを保護したままだったので追えなかった。

 二人は申し訳なさそうにするがリンディは気にしないように言う。

 そして二人になのはとユーノを連れてきてもらうように告げられた。

 

 

 

 

 

 

「ユーノ君、ここは?」

「ここは時空管理局が次元を渡るための時空艦船の中だね」

 

 なのはの問いにユーノは順を追って説明していく。

 時空管理局とは次元世界における事件や災害を解決するための治安組織であること、ここ『アースラ』は次元を移動するための船であることを。

 

「う〜ん、なんだか難しいかも〜〜」

 

 さすがにこれまでの自分の常識をさらに覆すようなことを告げられてはなのはが混乱してしまうのも無理はない。

 ちなみにさらにというのは言わずもがな、ということである。(ぶっちゃけ某兄の交友関係が主なのだが)

 そうしているうちにそのまま艦長が待っているという一室まで案内される。

 その道中でひと悶着があり、なのはの吃驚仰天の悲鳴がとどろいたが。事情を聞いたジ―ナが「貴方、女の敵のようね。これは逮捕しなければね……」と物凄い殺気を振り撒き、周囲を恐れおののかせたとか。(結局はユーノがまだ子供だったからということで冗談のつもりだったらしいが)

 閑話休題。

 その一室は茶立てやら盆栽やらししおどしやら、日本人であるなのはに配慮したのであろうが、周囲が金属質のその部屋では違和感バリバリである。なのはも一瞬ポカンとしてしまう。

 

「貴女の世界のを参考にさせてもらったんだけど…何かおかしいかしら?」

「い、いえ別に……」

 

 突っ込みたいところはあったが楽にするよう勧められ、気にしないことにしてなのはとユーノはこれまで自分たちがしてきたことの説明をする。

 ユーノは自身がジュエルシードを発掘し、それがばら撒かれてしまったために先行調査の名目で回収すべくこの世界に来たことを。

 

「立派だわ」

「でも同時に無謀でもある」

「そうですね。責任感を持つのはいいけど、もしものことがあったらどうする気だったの? それ以前に、輸送された時点でもう貴方に責任なんてないんだから」

 

 リンディは好意的にみているが、二人の執務官はあまり肯定はできないようだ。護る立場の人間としては、民間人に無茶されるのを容認できないのは当然だが。

 そしてリンディたちもロストロギアのこと、それによって起きる災害について話した。なのは達が、下手をすれば自身の命、さらにはこの世界そのもののを失いかねない事態に関わっていたことを。

 

「これを持ちまして、ジュエルシードに関しては私たち時空管理局が全権を持ちます」

「君たちはそれぞれの世界に帰って元どおりに暮らすといい」

 

 リンディ達は、もうこの件から手を引くようなのは達に告げる。

 

「でも、そんな……」

「高町さん、これは次元干渉に関わることよ。貴方達民間人に介入できることじゃないわ」

 

 確かに、いくら魔法の力を持ったとはいえ、自分たちは元は普通の子供のはず。これ以上は踏み込んではいけないのかもしれない。

 しかし、なのはは思う。フェイトのことを。ジュエルシードのことはともかく、あの悲しくも決意を秘めた目を持つ少女をこの人たちに任せてしまっていいのだろうか? 結局自分は何も伝えられていないというのに。

そう考えた時、なのはの答えは決まった。

 

「お願いします、私にも協力させてください!」

「何を言ってるの!? これ以上は怪我で済まなくなるかもしれないのよ!」

 

 ジ―ナが驚いてしまうのも無理はない。先ほど命に関わることまで話したというのに、協力を申し出ているのだから。

 

「これからのことですけど、あの子、フェイトちゃんはどうなるんですか?」

「貴女と戦っていた黒い服の子のことかしら?」

「はい!」

「当然、重要参考人と言うことで捕らえなければいけないわね……」

 

 まだ年端もいかない子を捕まえるのは心苦しくあるようだが、そうは言っていられないようだ。

 

「フェイトちゃんのことは私に任せてもらえませんか?」

「そういうわけにはいかないわ。これも私たち時空管理局が……」

「待ってジ―ナさん」

 

 頭ごなしに拒もうとするジ―ナにリンディが待ったをかける。

 

「なのはさん、なぜあの子の拘るの?」

「それは、その……」

 

 なのはは言葉に詰まってしまう。上手く言葉にすることはもとより、この人たちの仕事からすればとてもちっぽけなことではないかと思ったから。

 そこにユーノが助け船を出す。自分はともかくなのはの魔導師としての才能は高いことを、時空管理局にとっても決してマイナスではないことを。

 

「貴方達の考えはよくわかりました。しばらく身柄を時空管理局預かりにするということと、こちらの指示に従ってもらうことを条件にでしたら許可します」

 

「「あ、ありがとうございます!!」」

 

 そして、今日のところは帰宅して、明日から協力してもらうことを告げられ、なのはとユーノは元いた場所へと送ってもらっていった。

 

 

 

 それから、クロノ、ジ―ナ、そしてエイミィの三人は、モニターに映し出されているなのはとフェイトの映像を見ていた。

 

「凄いや〜、どっちもAAAランクの魔導師だよ〜」

 

 エイミィが感心するように二人の魔力地は高く、クロノ、ジ―ナのそれを上回っているようだ。

 それに関しては、クロノは魔力地の高さだけではなく応用力と判断力が必要だということを、ジ―ナは単に魔力が高いだけと評している。

 どちらも正式な訓練を受けてきたという自負があるからか、まだ才能だけの節がある二人に驚くことはなかった。

 

「あら!? 早速分析?」

 

 分析の場にリンディの加わり、更なる解析が進んでいく。

 小規模とはいえ次元震が起きたことも、彼女たちの能力の高さからも納得することができた。

 

「それで、なのはさん達の目的は判ったけど、こっちの黒い服の子はどうしてかしらね?」

「随分と必死でした」

 

 時空管理局の、それも執務官と対峙したというのに、逃げることよりもジュエルシードの回収を優先したことからもそれは窺えた。

 

「どちらにせよ、ジュエルシードなんて危険なものを集めている以上、早く捕縛しなければいけません。一体何をしでかすか……」

「そうなんだけどね……、この子、あのなのはさんと同じくらいの年頃よね……。本当ならまだ母親に甘えたい年頃でしょうに……」

 

 ジ―ナは目的はどうあれロストロギアを集めていることから見ても、まだ子供である以上危なっかしく思っているようだが、リンディの思惑は別にあるようだ。

 

「その高町さんのことですが、本気ですか? 協力してもらうなんて」

「心配?」

「それもありますが、あの子は自分のしでかしたことを理解してません! それなのにあの黒い服の子に拘り続けて……、それこそこれからの捜査の邪魔になります!!

 

 確かに才能が高かろうと素人には違いない。だからこそリンディには考えがあるのだが。

 

「そうね、だからジ―ナ、貴女にあの子たちの護衛をしてもらおうと思ってるの」

「え、えぇ!!?」

「ジュエルシードの回収の際はあなたに彼女たちを援護してもらいたいの」

「ちょ、ちょっと待って下さい。護衛なんて、そんなことするぐらいでしたらそれこそあの子たちを参加なんてさせないほうが……」

 

 ジ―ナの言う通り、参加させておきながら護衛をするなど本末転倒もいいところだろう。だが……。

 

「例えこちらが一方的に協力を拒んだとしても、あの子たちはそれこそ勝手に行動するかもしれないもの。そんなことされるくらいならそれこそ手元に置いておいた方が安全でしょ?」

「それでしたら、彼女からデバイスを取り上げてしまえば……」

「ジ―ナさん、あの子たちが遊び半分だとしたら私も止めていたわ。でもね、はっきりと示したわけじゃないけどあの子たちの目を見て、あの子たちもあの子たちなりに本気だと思うの。そう思ったらとても無碍にはできなくて……。もちろん、貴女の言ってることの方が正しいのは判っているわ。でも、お願い」

「……了解」

 

 全てに納得したわけではないが、上司命令ということでこの場は折れるしかなかった。ジ―ナはこの時なのは達が真剣だとは思っていなかった。大方、子供じみた正義の味方ごっこが多分に含まれているのではないかと推察している。だからこそ、こうなったら自分の手であの子たちを現場から引き離すしかないと心に決める。実戦の怖さを見せつけることで……。

 

 

 

 

 

「フェイト、大丈夫かい?」

「う、うん……」

 

 アルフはフェイトを背負いながらなんとか家に戻ろうと急いでいた。

 

「(早いとこ戻らないと。でも慌てて戻って見つかりでもしたら最悪だし……)」

 

 管理局の目をごまかすため、多段転送と移動を繰り返し遠回りに帰路についていた。だがそれがかえって仇になってしまったようだ。気を失っていたフェイトが苦しみだした。これはあの執務官に受けたものというより、母親から受けた虐待による疲労が回復しないうちに動き回ったことが原因だろう。早く手当てをしなければいけなくなっている。

 そんな焦りがあったためか、碌に周囲を警戒しないまま地に降り立ち……、

 

「あれ!? 君らは……」

 

 最悪の状態で現地の謎の魔導師(?)と再び遭遇してしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

キャラ設定

・名前:ジ―ナ・ブライズ

・年齢:十九歳(竜馬より一つ上)

・役職:執務官補佐

・所属:時空管理局本局次元航行部隊アースラ

・階級:二等空尉

・術式:ミッド式

・魔導師ランク:AAA

・所持デバイス:短杖型インテリジェントデバイス『クローリス』

・バリアジャケットデザイン:赤を基調としており、上着はノースリーブで肘の上まである手袋をしており、スリットの入ったロングスカートを着用している。

・好きなもの:家族。護るために力を振るえる人

・嫌いなもの:遊び半分で魔法を使用する者。

・家族:母

・目標:執務官

 

 本編のオリジナルヒロイン。普段は水色の髪を背中まで伸ばしているが、バリアジャケット装着時は頭の後ろでまとめたものに変化する。

 エイミィが事務的な面でクロノの補佐を務めているに対して、現場での補佐を務めている。

普段周囲の人たちに対しては名字の或いは名字に階級をつけた呼び方をし、年下ではあるが、自分の上司であるクロノに対しては敬語で接している。

 かつて執務官を目指して士官学校に通おうとしたが落ちてしまい、航空武装隊に入り、下積みを重ね、その結果現場での補佐官を欲していたクロノに声を掛けられることになった。

 父親も時空管理局員であったが過去の事件で殉職している。その事件とは……。

 母は本局の技術部に所属しており、デバイスマイスターでもある。無論、クローリスは母がジ―ナのためにと作り上げたもの。(ちなみに原作のあるキャラの上司兼師匠でもある)

 他にも原作キャラとの関わりもある。

 

 


あとがき

 どうも、はおうでございます。

 第九話『時空管理局との遭遇』をお届けしました。

 内容としては原作アニメの第八話に+αの内容でしたがいかがでしたでしょうか?

  ようやくオリジナルヒロインであるジ―ナを出演させることができました。いや〜長かった。() 早く出したかったのにクロノたちの同僚なわけですからもうなかなか出せず、焦れったくて焦れったくて。しかも本格的な活躍は次々回あたりで。(予定)

 そして最後の方でフェイト達と遭遇した、今回全く出番なしの誰かさん。次回で活躍しますので待ってて下さい。

 それでは今回のところはこれで失礼します。




なのはが管理局と接触。
美姫 「この辺りも大きな違いはないわね」
まあ、この辺りはそうだろうな。逆にフェイトの方では何かありそうだけれど。
美姫 「それは次回みたいね」
他にもジーナというキャラがこれからどんな動きを見せてくれるか。
美姫 「どうなるのか、今後が気になるわね」
うんうん。次回も待っています。
美姫 「待ってますね〜」



▲頂きものの部屋へ

▲SSのトップへ



▲Home          ▲戻る