自分と他人・・・
その境界は何処にあるのだろうか・・・
『自分が線を引いてしまっただけ』ではないのだろうか・・・
人を守る者として考え抜く必要があるのではないか・・・
そして俺とは・・・



















その日俺は知佳さんに手伝いの要請を受けた
南米でテロリストによる被害が多発してるというので
その救助の手伝いとの事
俺と知佳さん、そして救助隊の人達と共に現場へ辿り着いた時
そこはすでに人の気配のしない廃墟と化していた

「酷い有様だな・・・生きている人は居るのか・・・?」
「それは探しきって居ないと判断してからだよ」

尤もな話である
恭也は気配を探し、知佳はサーチで人を探し
救助隊も忙しく働いている

その時、銃声が響き渡った
撃たれたのは・・・

「知佳さん!大丈夫ですか!?」

俺はすぐさま救助隊の人に知佳さんの治療をお願いし
銃を撃った者の後を追った

気配を感じなかった・・・
いや・・・感じ取れなかった
奴も気配を消していたのだろうが
俺が実践から離れて感覚が鈍っていたのだろう・・・

気持ちを切り替えようとするが目の前で撃たれた知佳さん
そして殺気を感じ取れなかった自分
憤りと共に怒りを感じてしまい俺は焦りを感じていた




そして俺も撃たれてしまった
幸いにも脇腹だったため追い詰め
尋問し組織のアジトを聞き出し
そいつを殺した
そのまま俺はその場に居たテロリストを全滅させ
その地を去った
知佳さんの容態が気にならなかったかと言われれば気になったとしか言い様が無いが

俺は許せなかった
街ひとつを廃墟にし
人々を殺し
『知佳さんを撃った』
俺の頭の中はおそらく
『全員殺す』
ということで一杯になっていることだろう

俺は奴等のアジトを探し殲滅することを心に決めたのであった・・・




悲流「ヒスの奴は現在、熱でうなされてるので俺が代わりに後書きを
毎度ながら短い文章ですいません
とりあえずキリのいいとこで切れてるのでこれをお送りします
ヒスの奴が回復し次第続きを書かせますのでしばしお待ちください
前回が入院、今回が高熱とややこしい奴ですが体調管理と共にしっかり書かせる事にします
それでは また次回でお会いしましょう」

知佳の元を離れた恭也。
美姫 「その向う先は、敵のアジト」
果たして、恭也は無事に戻ってこれるのか。
美姫 「そして、作者のヒストリーさんも無事に健康になるのか」
次回が気になりつつ、どうかお大事に〜。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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