『不破特断ファイル〜信じ続ける勇気を下さい〜』















 特断ブレッツエリスターとは、










 平和を願い、平穏を守り続ける『不破』恭也の願いを叶えようとしたエリスが、過剰とも言うべき行為から設立した........









 『法務省特別断罪隊』を示すものである。










































中学校の家庭科の実習。実習とは名ばかりで、ようは単純に子供達と遊ぶことだ。














まあ、実習の前にちゃんと学ぶことはあるのだが、定期テストで出てくるような内容ではない。まして、出てきたとしてもちゃんと勉
強する気にはならないだろう。進学と関係ないのだから。














そんなことがなのは達の学校にも有るのか無いのかと言えば、無い方向に近いとしか言いようがない。














エスカレーター式に大学まで行けるこの中学校の内部事情までは知り得ないのだから。














「ここが幼稚園?」














赤い宝石色の瞳をさらに輝かせ、フェイトは辺りを見回す。














ある幼稚園児達が沢山いる所に目が向く。














そこには、年代物のオルガンを弾きながら歌を歌う先生と、その歌に続いて歌う園児達が写っていた。














「そう、ここが幼稚園だよ」














なのはが笑顔でフェイトに話しかける。














「そう言えば、実際に通ったりしたことあるのは、なのはちゃんくらいやね〜」














「えっ、アリサとすずかも?」














それを聞いて驚くフェイト。自分とはやて以外は通っているものと思っていたから驚きだった。














「わたしは元々幼稚園って括りが無い所で暮らしてたからね」














「私も、その頃体が弱かったから」














「そうなんだ」














「そういうわけやねん、なのは先輩よろしゅ〜な」














「....」














「なのは?」














ぼ〜と辺りを見ているなのはを見て不思議に思うフェイト。














「っ!うん、任せて」














「ではこれから実習を始めますので集合して下さい。」














園長から説明がある中、先ほどのなのはの様子から何かを感じ取ったはやて。














「なのはちゃんどうしたんの?」














付き合いの長いすずかとアリサに聞く。














「すずか、言っても良いわよね」














「うん」














「なのはは、幼稚園には通ってたけど、遊んではいられなかったの」














「えっ」














「なのはが生まれる前から、士郎さん、なのはのお父さんは瀕死の重傷を負って眠り続けていたから」














アリサに続いてすずかも......














「それに、小学生になった時も恭也さんが私とお姉ちゃんのボディガードをして怪我したり....」














「....そうやったんか」














「だから必死になって思い出してんのよ。あの頑固は」
































設定

 ネタばれ話数設定で判明しているとは思いますが、士郎は生きてます。

 そう言えば、家庭科での幼稚園児と遊ぶのって、何実習でしたっけ?







士郎が生きているんだって。
美姫 「へ〜。リリカルでの設定なのね」
これから、どんな話になるのか。
美姫 「また次回で」



▲頂きものの部屋へ

▲SSのトップへ



▲Home          ▲戻る