SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
 
第十二話
 
 
 
 
 

バーベナ学園
 
2ーB
 
ざわざわ…
 
「よぉ隆、結果はどうだった」
 
「ああ…英語でスペルを間違ってしまってな…」
 
「それでも平均90点代かよ…」
 
「稟はどうだったんだ」
 
「可もなく不可もなく…平均75点」
 
「得意科目はいい点とったんだろうが、不得意科目で落としたか」
 
「まぁそんなところだ」
 
「なんにしても、夏期補習は回避したんだろ?」
 
「ああ、楓のおかげでなありがとうな」
 
「そんな稟くんが頑張ったからですよ」
 
「ところであの2人はどうしたんだ?」
 
隆眞が親指を使い後方を指す
 
そこには…
 
「麻弓ちゃん!」
 
「シアちゃん!」
 
ガシッ
 
シアと麻弓が互いに抱きあい、手を取り合って騒いでいる
 
「麻弓…とうとうネジが外れてしまったみたいだね」
 
「シアちゃん気をたしかにして下さい」
 
「緑葉く〜ん、これを見るのですよ」
 
「リンちゃん見てほしいっす」
 
試験用紙を見せる
 
「何だいいったい…どうせ赤点なんだ……馬鹿な!?」
 
「…2人とも平均50点!?」
 
ざわざわ
 
『おい!麻弓が補習回避したんだって!』
 
『嘘だろ!?』
 
『雨?…いや雪?…いやいや槍が降ってきていないか!?』
 
『大地震発生の危険があるかもしれない!』
 
『机の下に避難しろ!』
 
「むきっ〜みんな失礼なのですよ!わたしが赤点回避したら天変地異が起こるみたいに言わないでよ!」
 
「仕方ないだろ…俺様だって信じられないんだから」
 
「それならシアちゃんはどうなるのですか?」
 
「麻弓より回避の可能性があるってことさ」
 
「(グサッ)はぅ!?(いじいじ)」
 
教室の隅でのの字を書き始める
 
「…麻弓さん(汗)」
 
「どうやら成績がよかったみたいだな」
 
「隆眞…何かしたのかい?」
 
「いや俺は、試験範囲で重要部分を徹底的に教えていたからな、それでいい点が取れたんだよ」
 
「なるほど」
 
「あとは2人が継続的に勉強してくれればいいんだけど…(呆)」
 
「シアちゃんはともかく麻弓は続けられるかな?」
 
『……』
 
「そこ黙らないで否定してほしいのですよ!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
放課後
 
ズドドド…
 
「……またか」
 
こめかみを抑え嘆く紅女史
 
「「稟(殿)(ちゃん)!」」
 
「「お父(さん)(様)!!」」
 
ドガシャン!
 
ズドン!
 
「「うぎゃぁぁぁ」」
 
「………あの人達が王で大丈夫なのだろうか」
 
「隆…みんなが思っていたことの代弁ありがとう」
 
『(コクコク)』
 
「痛てて、少しばかり加減してくれよシア」
 
「そうだよネリネちゃん、いくら私達でも、怪我してしまうからね」
 
『あんたら不死身か!?』
 
「とにかく、今はまだHRが終わっていません、申し訳ありませんが話は後からにしていただきたいのですが」
 
「仕方ないね」
 
「先生殿に頼まれちゃしょうがね〜、また後でな」
 
「はぁ〜(疲)では続けるぞ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
芙蓉家
 
隆眞、桜、亜沙、カレハ、樹、麻弓も呼ばれ
 
「なんでわたしまで呼ばれたんだろ」
 
「仕方ない、あの人達が桜も連れて来てくれと言っていたんだから」
 
「ボク達もなんだよ」
 
「いったい何があるんでしょう」
 
「全員集まっているな」
 
「それじゃ発表するよ」
 
「「夏休みに我々(俺たち)のプライベートアイランドへキャンプへ行く(ぜ)(よ)」」
 
『…………はい!?』




あとがき

 

 

作者その2「さ〜〜って、と言う訳でSHUFFLE十二話と相成る訳デスが・・・・・・・・・」

 

作者その1「・・・・・・・・・なんだよ、その2」

 

その2「いんやぁ・・・?別にぃ?」

 

その1「その!明らかに何か言いたげですよ、みたいな言い方で納得できるか!!」

 

楓「ま、まあまあ、その1さんもその2さんも落ち着いてください

こんなところでケンカしちゃダメですよ?」

 

その2「おや、楓さんいらっしゃ〜〜い」

 

楓「はい、お邪魔しますね」

 

その1「ほほう、今回のゲストは楓さんですか?」

 

その2「・・・なんでお前が知らない?その1・・・・・・?」

 

その1「いや、聞いてたかも知れんが忘れてた」

 

その2「こ、この記憶力皆無のクサレくらげが・・・・・・(怒)」

 

楓「あ、あははは・・・・・・本当にこんな会話してたんですね・・・」

 

その2「もういい・・・・・・ボケの相手をしている暇なぞ無い

さっさと話を進めてしまおう」

 

その1「うむ、実に建設的な意見だ」

 

その2「人事みたいに流すな、バカモノ!!」

 

 

ゴスゥッ!!(鉄拳制裁)

 

 

その1「へぶしっ!!」

 

その2「あ〜〜〜もう、まったく!!こほん・・・・・・気を取り直して・・・

さて楓さん、いきなりですが良かったですねぇ、稟くん非常に感謝していましたよ?今回のテスト」

 

楓「そんな感謝だなんて、私は稟くんのお役に立てればそれだけでいいんです」

 

その1「うわ〜〜・・・イイ笑顔で断言しますねぇ・・・・・・・・・」

 

楓「稟くんのためですから♪」

 

その1「・・・・・・・・・樹たちの気持ちがよくわかるよ・・・・・・

稟・・・・・・月のない夜は背後に気をつけるがいい・・・・・・ククク・・・・・・・・・」

 

その2「どうせ返り討ちにあうんだから黙ってろよ・・・・・・・・・

ま、それはいいとして・・・・・・・・・その1?ひとつ聞きたいことがあるのだがねぇ?」

 

その1「ん?なんじゃいその2?」

 

その2「SHUFFLE・・・・・・送ったんだから、貯めずに投稿してくれるのは確かにありがたい・・・・・・

だがな・・・・・・おまえ・・・・・・肝心の『似たもの』のほうはどうなってるんだ?」

 

その1「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

その2「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

その1「フンっ!!」

 

ズドスゥッ!!!

無言で触手の一本をその2のどてっぱらに突き刺す!!

 

その2「おぐふぅ!?」

 

その1「やかましい!!こっちだって書きたいんじゃ〜〜!!

でも時間とか気力とか電波とか色々足りんのんじゃ〜〜〜!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電波?

 

その2「ぐっ・・・・・・こ、この救いようのないボケクラゲが・・・・・・!!

そもそも執筆に電波なんぞあてにするから・・・・・・!!」

 

 

触手に体を貫かれ、別の触手に滅多打ちにされながらもその1との間合いを詰めるその2

そして・・・・・・・・・

 

 

がしぃっ!!!

 

 

首を挟みこむようにヒレ(だってその2はペンギンだし)を叩きつける!!

 

その2「覚悟しな・・・・・・キクぜ・・・こいつはよぉ・・・・・・」

 

そのまま獰猛な笑みを浮かべるその2!!

 

その1「ハッ!?こ、この体勢は!?」

 

その2「喰らえ・・・!ペンギン・・・・・・ウルトラサイクロン!!!」

 

ブンッ・・・・・・・・・!!!

ズドオオオオオオオ!!!

 

 

一瞬、虫の羽音のような低い唸りが聞こえたかと思った瞬間、

すさまじい衝撃波が作者二人を飲み込んでいく!!

 

 

楓「きゃあああああ!?」

 

そして、衝撃波が収まると、そこには細切れの破片と化したその1と・・・・・・

 

その2「くっ・・・・・・・・・」

 

ボロボロになりながらも、その場に立ち尽くすその2の姿が・・・・・・・・・

 

プリムラ「・・・・・・・・・いいの?そんなにはっきりとわかることして・・・・・・?」

 

その2「はうっ!?」

 

突如現れたプリムラのツッコミに石化するその2

 

楓「だ、だめですよリムちゃん、そんなことをはっきり言っちゃあ!!」

 

その2「ふぉおっ、すいませんすいません!!

村○先生、ならびに石○森先生ごめんなさい!!」

 

プリムラ「・・・・・・隠れてない」

 

その2「ぐげふぅっ!!?」

 

楓「リ、リムちゃん!!」

 

さらに容赦のないプリムラのツッコミ!!

その2は燃え尽きてしまった

 

プリムラ「楓?このペンギン、動かなくなった・・・・・・・・・」

 

自分のツッコミがどれほどの破壊力を持つか、まったくわかっていないプリムラ

 

楓「あ、あははは・・・・・・・・・ど、どうしましょう・・・・・・」

 

プリムラ「?何か落ちてる・・・・・・・・・」

 

進行が出来ず、困り果てる楓

足元の封筒に気がついたプリムラ

そこには・・・・・・・・・

 

「次回までには復活します      その1、その2」

 

とだけ書かれていた

 

プリムラ「楓?もう終わり?」

 

楓「え、え?そ、そうですね、終わっていい・・・・・・んでしょうか・・・?」

 

人の良さ故か作者を切り捨てて〆ることが出来ないようだ

そんな楓をよそに、帰り支度を整えるプリムラ

そんな二人を残しつつ、あとがきはフェードアウトしていくのであった・・・・・・





補習は回避したけれど、夏休みにはまた何か波乱がありそうだな。
美姫 「よね。あのメンバーで出かけて、無事に済むかしら」
波乱に満ちた夏休みが……。
美姫 「どうなるのかしらね」
それでは、また次回で。



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