この小説はとらハ3とリリカルなのはの世界の設定が混ざっているものです。

それに加えて独自解釈やオリジナル的な人、設定も入っています。

多少のキャラの関係や心情も変化しておりますので。

以上の事を踏まえて読んで下さると幸いです。

 

 

 

リリカルとらハ〜外伝〜

―譲れないものはありますか?―

 

 

 

 

 

プロローグ

 

闇に包まれた。

 

何も見えない空間。

 

そこで俺は誰かが泣く声を聴いた。

 

声は聴こえるが姿は見えない。

 

どうしたものかと思い、頭をかく。

 

声は響き渡り、次第に大きくなる。

 

「うるさい! 泣くな!」

 

大きな声を出して、叫ぶ。

 

誰かに泣かれる事は嫌いだ。

 

次第に苛立ちを覚える。

 

然し、泣く声は止まらない。

 

イライラしながら俺は、闇の中を駆け出す。

 

どれぐらい走ったのだろう。

 

そこには一条の光があり、

 

そこには一人の少女がいて、

 

俺は、

 

パーン!!!

 

大きく振りかぶった手を少女に頬にぶつけた。

 

「・・・ふぇ?」

 

「泣くな。泣いていても何も変わらない。だから、泣き止め」

 

怒鳴る。

 

「・・・・・・」

 

少女は目をぱちくりさせてこっちを見ている。

 

「どうして、泣いていたんだ?」

 

原因を探る。それしか方法はない。

 

「・・・ずっと、一人ぼっちなんだもん」

 

「一人か。此処は、何処か解らないからな。仕方がないよな」

 

「・・・ふぇ・・・」

 

また、泣こうとしている。

 

「解った。俺が傍にいてやる」

 

「え・・・?」

 

少女はまた驚いた様子でこっちを見ている。

 

「これなら一人じゃないだろう?」

 

そう言って少女の隣に座る。

 

「俺は、*****だ。お前の名前は?」

 

少女はおずおずと言った感じで、

 

「わ、私は―――」

 

その少女の名前は、今でも忘れられない。

 

「よろしくな、―――」

 

そして、世界は光に包まれた。

 

 


あとがき

初めまして、ハーティアと申します。このたびSSを書くことになりました。

様々な方のSSを見て、感化されたとも言った方が早いかもしれません。

稚拙なところがあるかもしれませんが、温かく見て下されれば助かります。

 

ではでは・・・




新しい投稿、ありがとうございます。
美姫 「これからどんなお話が繰り広げられていくのか楽しみにしてます」
次回を待ってます。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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